*ΒaD boY,SaD girL*
[GirlFriend]
―中庭―
里沙と舞美ふたりで中庭のベンチに座って、昼食後のおやつにポッキーを食べながら空を眺めた。
今朝のニュースでは雨だって言ってたのに綺麗な青空だった。
「里沙・・・あのさぁ・・・」
名前を呼ばれて隣でベンチに正座してる舞美に目を向けた。
表情はどんより曇っている。
『なにー?大丈夫だよ』
言いたい事は分かっている・・・〔心配かけて、ごめんね。〕心の中で、そう謝った。
「よかったの?」
里沙の表情を伺うように見る舞美。
『うん』
そう言って舞美を安心させるように笑ってみせた。
キンコーンカンコーン…
遠くで予鈴が鳴るのが聞こえた。
里沙はスカートをはたきながら立ち上がった。
舞美に話しはしたけど消して弱音は吐かなかった・・・心配をかけたくないというのもあったけど人前で弱い所を出したくなかったから。
「里沙!」
突然、舞美が叫んだ。
「いつか笑って話せるようになったら・・・話してね!!」
舞美が里沙に笑いかけながら立ち上がった。
『・・・・』
舞美の言葉に涙が出そうになった。
『うん・・・』
声が少し掠れた・・・でも泣かない。
あたしは強いから・・・・。〔ありがとう舞美〕
里沙は唇をきつく噛んだ。
里沙と舞美ふたりで中庭のベンチに座って、昼食後のおやつにポッキーを食べながら空を眺めた。
今朝のニュースでは雨だって言ってたのに綺麗な青空だった。
「里沙・・・あのさぁ・・・」
名前を呼ばれて隣でベンチに正座してる舞美に目を向けた。
表情はどんより曇っている。
『なにー?大丈夫だよ』
言いたい事は分かっている・・・〔心配かけて、ごめんね。〕心の中で、そう謝った。
「よかったの?」
里沙の表情を伺うように見る舞美。
『うん』
そう言って舞美を安心させるように笑ってみせた。
キンコーンカンコーン…
遠くで予鈴が鳴るのが聞こえた。
里沙はスカートをはたきながら立ち上がった。
舞美に話しはしたけど消して弱音は吐かなかった・・・心配をかけたくないというのもあったけど人前で弱い所を出したくなかったから。
「里沙!」
突然、舞美が叫んだ。
「いつか笑って話せるようになったら・・・話してね!!」
舞美が里沙に笑いかけながら立ち上がった。
『・・・・』
舞美の言葉に涙が出そうになった。
『うん・・・』
声が少し掠れた・・・でも泣かない。
あたしは強いから・・・・。〔ありがとう舞美〕
里沙は唇をきつく噛んだ。