*ΒaD boY,SaD girL*
[Dirty.(R指定)]
やっと母親の真衣子から逃れて哉未は里沙を自室に促した。

『ハラ減った~』

哉未はMDコンポのリモコンを手にとると“my boo”という曲を流した。

『さっき食ったじゃんι』

里沙は呆れた顔をしながらベッドに浅く座った。

『そーだっけ?』

哉未は笑いながらリモコンをベッドの上に置き里沙の隣に深く腰掛けた。

~~~~♪

聴きなれた音楽が流れる。

『里沙』

名前を呼びながら里沙の長い髪に手を絡める。

『んっ…』

里沙が哉未の方に顔を向けた瞬間に唇が塞がれる・・・。

『はぁ・・・哉未っ・・・』

里沙は切なそうな顔をしながら哉未の首に両手をまわした。
哉未はキスをしながら片手で器用にコンポの音を大音量にした。

ドサッ―

『音うるさい』

ベッドに押し倒すと里沙は哉未に手をまわしたまま、うるさいコンポの音に眉をゆがめた。

『里沙がデカい声ださなきゃ消してやるよ』

そう言って哉未は口元をあげる。

『…バカ///』

里沙は哉未の顔を引き寄せ唇を重ねた。
自然に唇を開けお互いの舌を受け入れた。
・・・お互いの舌が絡みあう。
キスをしながら里沙は慣れた手つきで自ら服を脱いでいく・・・哉未の手が内腿に触れ片手は胸に触れた。

『はぁ・・・んぁ・・かな・・・みっ・・・』

里沙の声は大音量の音楽によってかき消された。

< 5 / 85 >

この作品をシェア

pagetop