*ΒaD boY,SaD girL*
[vois]
哉未たちが通っている高校は人数が多いため名前は一人ずつ呼ばれるが証書は代表の者がとりにいくという事になっている。
「須賀哉未」
『うーっす』
返事をしながら立ち上がる。
哉未の卒業式には不適切な適当な返事に静かだった体育館に笑いがおきた。
「ナイス須賀くん(笑)」
隣りのクラスメイトが笑いながら親指を立てた。
多分、保護者席にいる母の真衣子は今頃あきれた顔をしているだろう。
そんな事を考えながら哉未はイスに座りなおした。
クラシックだろう音楽にのせ、それから次々に名前が呼ばれていく
「三森里沙」
その名前に反応する・・・自分でも気がつかないほど体が硬直してしまった。
『はい』
後ろの方から聞こえてきた声・・・高すぎず透き通った声。
どれくらいぶりに聞くだろうか、里沙の声。
前までなら毎日のように聞いていたのに・・・
哉未は里沙が出席していた事にホッとしつつ今この二人の状況を変えるのは今日しかない。
そう思ったら妙に緊張してきた。
「須賀哉未」
『うーっす』
返事をしながら立ち上がる。
哉未の卒業式には不適切な適当な返事に静かだった体育館に笑いがおきた。
「ナイス須賀くん(笑)」
隣りのクラスメイトが笑いながら親指を立てた。
多分、保護者席にいる母の真衣子は今頃あきれた顔をしているだろう。
そんな事を考えながら哉未はイスに座りなおした。
クラシックだろう音楽にのせ、それから次々に名前が呼ばれていく
「三森里沙」
その名前に反応する・・・自分でも気がつかないほど体が硬直してしまった。
『はい』
後ろの方から聞こえてきた声・・・高すぎず透き通った声。
どれくらいぶりに聞くだろうか、里沙の声。
前までなら毎日のように聞いていたのに・・・
哉未は里沙が出席していた事にホッとしつつ今この二人の状況を変えるのは今日しかない。
そう思ったら妙に緊張してきた。