*ΒaD boY,ＳaD girL*

[B-Conversation]

１時間目『体育』

いつものようにサボリたいけどさすがに出席日数がやばいので久し振りに参加。
哉未は宇田や智貴と共に更衣室にいる。

『久しく体操服みたら何だか新品な気がする(笑)』

数回しか着ていないため他の生徒より綺麗な体操服(笑)

「いつも須賀くん体育でねぇからゴリいつも機嫌わりいんだよ～？」

そう言ったクラスメイト。
哉未は里沙に尻に敷かれているだけのようだが男のクラスメイトや後輩から一目おかれていた。

『ゴリ！あいつ俺の事、絶対すきだって(笑)教官室つれこまれそうになったし』

ゴリとは体育教師(男)。
そして哉未の台詞に周りの友達が声を上げて笑った。

『つか体育とか、いつぶりだぁ～？』

哉未がだるそうに制服を脱ぐ。
宇田は相変わらずの無表情で黙々と着替えている。

「うわっ!!痛そ～」

智貴が哉未の背中のひっかき傷に気づき声を上げた。

『あー…』

首を回しひっかき傷を見る。

『里沙だ。あいつクセだから』

哉未は体操服に首を通す。

『・・・っと』

体操服から頭を出すと・・・

「さぞかし激しいんでしょうね・・・」

ちょっと頬を赤く染めた智貴と何だかムラムラきているクラスメイトの皆さん。

『ははは♪何？想像した(笑)？』

着替え終わった哉未は体操服の裾から手を突っ込んで腹をポリポリとかきながら笑っている。

『お前ら耳かせ♪』

なにを思いついたか哉未がイタズラっ子みたいに笑い皆に手招きをする。
哉未の言葉に耳を傾ける。

・・・・・・

そして・・・哉未の話も終わり・・・

「須賀くん・・・一生ついてきます////」

「師匠て呼んでいい///？」

何を言われたか目が輝きはじめたクラスメイトと・・・

「・・・・」

無言で顔を両手で押さえている智貴(笑)

『ともきちには刺激つよすぎたか？』

「ともきちって言うなっ!!!」

仁王立ちになっている哉未に飛びかかろうとしたら・・・鼻血が吹き出した(笑)