生存税
なぜか狭苦しい小さなベッドで、一緒に寝ることになった。
男と二人でこんなにも密着して寝るなんて、どういう心境で居ればいいのか謎だ。
「あのさ、グレン。」
「...隼、起きてたんだ。」
この男には謎がありすぎる。
名前しか、まだ知らない。
それなのに、いかにも周りから見たら親友のようで。
僕は、この男をしらなすぎる。
「グレンは、何者なの?」
一番、聞きたかったこと。
はっきりとしているのかうやむやとしているのか、よくわからない質問だけど。
「そんなに、僕の事知りたい?」
「はっきり返答させてもらうと、知りたい。知りたくてうずうずする。早く教えてほしい。」
暗闇の中で、グレンと目が合った気がした。
視線と視線がぶつかりあうような感覚。
でも、何か、違う。
「隼..俺はっ...。」
これは...?
本当にグレンなの..?