生存税
「これは、お前に知っておいてほしい。」
「...何?」
アランは、何かをメモ帳に書き始めた。
「声に出して言うなよ。そのまま読んで、理解しろ。」
アランはメモ帳を、隼に投げ渡した。
´´ グレンには気をつけろ。
あいつは何を仕出かすかわからない。 ´´
「どういう意味なの、これ。」
「理由なんてない。まぁ、把握してればいんだよ。」
グレンが、危ない?
あんな優しそうなグレンが..?
今の隼からすれば、アランの方が危なっかしげだった。暴力は振るう、暴言を吐く、鋭い目つき。
どこからどうみても、アランの方が何を仕出かすかわからない。
「これっ、本当に言って」
コンコン..。
嫌なタイミングで、玄関の扉が叩かれた。