笑って、なんて。
いつの間にか目的地に着いていたらしく慌てて電車から降りる。
会ったら何を話そうか、昨日の新作はもう一度聴いてくれただろうかなど、話したいことがいっぱいあった。
あの場所にはやっぱりもう爽晴さんは来ていてまた絵を描いていた。
イヤホンを外し、曲を止める。
深呼吸をして、爽晴さんに近づいていく。
足音に気づいた爽晴さんが手を止めて私の方へ顔を向けた。
「こんにちは」
優しくほほ笑む姿に私も自然とほほ笑んだ。
「こんにちは」
そう、返事をして隣に座る。
さっきまで何を話そうか考えていたけれど隣にいるだけでいい。
そう思ったんだ。
隣にいるだけで安心する。
まだ会ったばかりなのにな。
「新作、聴いたよ」
「そう…ですか。どうでした?」
何を言われるか不安な気持ちがありながら聞いてみたが、その感情はかき消された。
「すっごく、すっごく良かったよ!コーラスっていうの?それが付け加えられてて、あの切ない恋愛ソングちとせちゃんの声にぴったりだった!」
幼い子供のように無邪気に笑って、心からそう思ってくれているのだと感じる。
それに、いつもは大人びた笑い方なのにこんな笑い方もするんだと新たな一面が見られた。
会ったら何を話そうか、昨日の新作はもう一度聴いてくれただろうかなど、話したいことがいっぱいあった。
あの場所にはやっぱりもう爽晴さんは来ていてまた絵を描いていた。
イヤホンを外し、曲を止める。
深呼吸をして、爽晴さんに近づいていく。
足音に気づいた爽晴さんが手を止めて私の方へ顔を向けた。
「こんにちは」
優しくほほ笑む姿に私も自然とほほ笑んだ。
「こんにちは」
そう、返事をして隣に座る。
さっきまで何を話そうか考えていたけれど隣にいるだけでいい。
そう思ったんだ。
隣にいるだけで安心する。
まだ会ったばかりなのにな。
「新作、聴いたよ」
「そう…ですか。どうでした?」
何を言われるか不安な気持ちがありながら聞いてみたが、その感情はかき消された。
「すっごく、すっごく良かったよ!コーラスっていうの?それが付け加えられてて、あの切ない恋愛ソングちとせちゃんの声にぴったりだった!」
幼い子供のように無邪気に笑って、心からそう思ってくれているのだと感じる。
それに、いつもは大人びた笑い方なのにこんな笑い方もするんだと新たな一面が見られた。