青空の下で

私の元へ帰ってきたさっちゃんは


「紗枝ちゃん、彼氏いたの?」


なんて聞いてくる。



「いないよ!!いるわけない。好きな人も出来たことない」



「本当?顔赤くなったからさ」



「そういうことに慣れてなくて……」



さっちゃんはニコッと笑って


「そのうち出来るよ。2人でいい人見つけようね」


と言うと、靴を履き替えた。



私に彼氏なんて……出来るはずなんてない。



こんなに田舎臭くて、子供くさい子、好きになる人いるわけない。



さっちゃんにはすぐできるだろうな。



あんなに綺麗なんだもん。



私だって高校に入ったら、恋してみたいなとかって思っていたけど、実際に入学してみると、周りの子はみんな大人っぽくって、私が恋なんて夢のまた夢の話に思えてきた。



私もあんな村じゃなくて、せめてこの土地で生まれ育ちたかったな。



そうしたら、もっと君を傷つけずにすんだかもしれないね。
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