青空の下で
その日の帰り道、珍しく何も話さないさっちゃんが少し気になった。
でも、「どうしたの?」って聞いてもいいのかわからずに、無言のままの時間が続く。
すると、別れ道の数メートル手前で
「浴衣嫌だった?」
と申し訳なさそうにさっちゃんが口を開いた。
私は帰りが心配なことを話すと、さっちゃんは
「それならいい考えがあるから大丈夫」
って笑顔で言うから、思わず「うん」って言っちゃった。
私がはっきりと返事をしなかったせいで、さっちゃんに余計な気を使わせてしまった。
そんな思いがあったから、さっちゃんの笑顔をみると、断ることなんてできない。