青空の下で
お祭り当日、浴衣に着替えて、部屋の中を行ったり来たり。
16時半に家の近くの公園に、迎えの人が来ることになっている。
時間まで後10分。
少し早いけど、家にいても落ち着かないから、公園で待つことにした。
何を話せばいいんだろう。
男の子と自転車の2人乗りも始めてだから緊張する。
高校生にもなって、こんなふうに意識するほうが変なのかもしれない。
でも、公園に近づくたびに手のひらは汗でじっとりと湿ってきた。
公園に行くと、自転車を停めて待っている男の子の後姿が見える。
きっとあの人だ……
変な緊張をしながら男の子に声をかけた。
「あの……」
男の子は勢いよく振り返る。
そこにいたのは……