猫かぶり同盟


ノア「噂には聞いていましたがとてもお美しいですね」




背中まである白髪に大きな青い瞳のアリシアの容姿は誰から見ても美しかった
それは隣国だけではなく世界にも知られているほどだった



アリシア「ノア王子のほうが余程お美しいですわ」




いつも通りふわりと笑う







ノア王子も笑い返してくれる


ノア「このくらいで茶番は終わりにしてよろしいですか?」


さっきと変わらない声色で
笑顔を崩さずに
そう言い放った



アリシア「はい?」




私も笑顔を崩さずに驚いた表情を見せずに

嘘であってほしいと思いながら聞き返す




ノア「もう本性を出してください。僕はこういうめんどくさいパーティーは大っ嫌いだからさ
ちょっと遊び相手がほしかったんですよ」





にやりと笑う彼に
少し寒気を覚えるが
一国の姫がこのくらいで笑顔を崩してはいけない

アリシア「私は遊び相手にはなりませんので」



といい彼に背を向け歩き出した


はあなんなのあいつ
トゥイルズ国は少し牽制しよう...
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