メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*
今日も相変わらずの忙しさで売り上げも上々。
何やかんやで楓さんが厨房を担当してもクレームが出る事無く、無事にランチタイムを終了出来た。
片付けを終えた私達は、いつもの定位置のカウンター席に並んで座りやっと一息つく。
「…ちょっと電話してくるね。」
「はいよ。早く戻ってこいよ?夏音ちゃんが寂しがるから。」
『……っ。』
悔しいけど楓さんの言う言葉を否定出来ない。側に居てくれないと心細いもん。
「大丈夫っ、五分で終わらせる!ちょっとだけ待ってて?」
『うんっ。』