奏でるものは~第4部 最終章~
「4月の始めに、サイタの新しい幹部の名簿見て驚いたけど、パーティでピアノ弾いてたのは、本当に驚いた。
龍も教えてくれてなかった。
総一さんと喋ってた時に歌織が来て名刺をくれたから仕事で来てるんだとわかった」
「就任の挨拶もあったからね。
でも、毎年ファッションショーには呼んでくれるわ。
いつもはあんなに挨拶回りはしないんだけどね」
「あの時に会えて良かった。
どうやったら歌織に会えるか考えてたから」
「縁があったのかしらね?」
フフっと笑った。
「両親や会社に言うのか?」