シンデレラ街道はいやです



遅くなったからって送ると言われたけど、断った
「ダメだもし襲われそうになったら助けられないから送る」と半ば強引に地下駐車場に連行された

容姿に似合わず、コンパクトな軽

「これ営業車、俺のは、小回り効かないから・・・・」

まあ条件を承諾しないうちは
晒せないって事か


運転中、大橋さんの左手が私の右手を包こんだ

「どう 条件承諾してくれないか?難しい仕事でもないはずだ」

「・・・・・・・」

「わかった、お試し期間を設けよう」


「お試し期間?それならプライベート秘書します。無理なら断ってもいいんですよね?」



「あぁ・・・・・」ならないように
中原さんの外堀から埋めてやるからな、覚悟しとけよ






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