私に触れて、そして殺して
洗濯、掃除を済ませる頃には
もうお昼になっていた
が、お腹が空くことはなく
何かを作る気にもなれなかった
何をしようにも
三吉さんの部屋を勝手に触るのは失礼だろうと
テーブルに置いてある
メンズファッション雑誌と
全く興味がない旧車雑誌を
パラパラと眺めていた
ピロン、という音に
雑誌から視線を外す
この音は私のスマホのメール着信音だ
昨日、充電したまま放置していて
気がつかなかったが
画面をタップして驚いた
不在着信と新着メールが
数件入っていた
誰だろう、と
タツヤかもしれないとも思った
タップし、メール画面を確認すると
案の定、タツヤからのメールだった