子犬男子に懐かれました
「……どうも」
顔をすぐに反らされた。
どうもって……せっかく、褒めたのに素っ気ないってゆうか…
けど、よく見ると耳まで真っ赤だ。
「壮介くん赤いよ?」
「はっ? 」
「タコみたいっ」
「う、うるさい。皐ちゃんが、あの皐ちゃんが俺の事かっこいいとか言うからいけねーんだからな」
なんか……いつも余裕ぶっこいてる壮介くんしか見てなかったから、照れてる壮介くんはとても可愛かった。
可愛い。なんて本人に言うとまた拗ねそうだし、やめとこう。
「皐ちゃん何食べたい?」
私のすぐ横を歩く壮介くん。
すれ違う女の人がチラ見で壮介くんを見ていってるのが分かる。
「うーん、お腹空いたからたこ焼き食べたいかな」
「俺も同じ!行こう」
ニコッと笑い、再び歩き出す。
……壮介くんはこんな年上と歩いてて嫌じゃないのか、
周りの女の人が壮介くんを見るたびにネガティブになる。