子犬男子に懐かれました


着いた先は、近所の公園だった。


「皐ちゃんそこ座って」


と、壮介くんが指さしたのは公園にあるブランコだ。

私は素直に座った


すると壮介くんは私が座るブランコの鎖を持つ。

なにこの……壁じゃないけど壁ドンみたいな状態。


「なにする気?」


「キスする気」


はーーっ!


「バカじゃないのっ?!」

そんな私の反応を見て、ニヤニヤする壮介くん。


「皐ちゃん顔真っ赤になって可愛い」


……なっ、


「大人をバカにしないで」


17歳の男の子に何顔を赤くしてるんだ……自分でも分かる、相当顔が熱い。




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