君に捧ぐは、王冠を賭けた愛。

「昔々、ある所に一人の王子がいました。
王子のいる国の人々は、あまり元気がありません。王国の近くで悪さをする人たちがいるからです。

悪い人たちを懲らしめるために王子は戦いますが、勝てませんでした。

困り果てた王子は、お城の外れにひっそりと佇む部屋で考え込んでいました。

すると突然、部屋全体が光輝きだしました。

その光が消えると、一人の女の人が倒れていました。
とても美しい女の人です。

目を覚ました彼女は、王国のことも、この世界のことも何も知らないと言います。

興味を持った王子は、彼女を姫として城にかくまうことにしました」