音を紡ぐ

「今日は最高のライブになりましたーー!これからも俺達の歌を歌って、もりあがってくださーーーーい!!」


ボーカルがそう言うと私たちは笑い合った。


「サビのところ、本当に最高だった!!すっごい気持ち良かったし!」


「私も!!ハモると凄いね!!」


そう言って盛り上がっていると後ろから、朱里が走ってきた。


「あー!見つけたーー!2曲目に間に合ったよー!」


「良かった!!これで皆揃ったね!朱里達はどうだった?」


そう聞くと朱里と昴と樹哉が興奮して叫び出す。


「もう、本当に最高だったの!!!鳥肌立って、すっごいかっこよかった!!すっかりファンになってタオル買ってきたよ!」


そう言って朱里は嬉しそうにタオルを見せる。


「斗季達はどうだったの?」


昴が朱里とお揃いのタオルを畳みながら聞く。


「楽しかった!!で、すっごい発見!!有紗すっごい歌上手いの!!ライブも凄かったけど、俺的にはそっちの方が印象に残ってる!」


「へーー!俺も、有紗の声聞きたいわー!」


そう言って樹哉が笑う。

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