音を紡ぐ
期待半分、諦め半分って感じ。


だから、有紗がステージ裏に来てくれた時は凄く嬉しかった!


文化祭に来てくれただけでも嬉しいのに、ライブまで見てくれたから本当に嬉しかった。


その後はちょっと強引かなって思ったけど、文化祭を一緒に回れた。


まさかの友達が朱里だったなんて思わなかったけど。


朱里のことは昴に聞かされて知っていた。


そう、昴の好きな人。


有紗と話をしていると、朱里も昴のことが好きだって分かって俺は嬉しくなった。


有紗には内緒にしといたけど。


でも、昴が有紗と仲良く話しているのがムカついて廊下に連れ出した。


昴は分かったように笑って、頑張れって言ってきた。


有紗とはその後、写真を取りに行った。


有紗の新選組の格好は本当にやばかった。


写真を取る時に有紗の肩を引き寄せると真っ赤な顔で驚いていた。


そんな顔も可愛いって思ってしまう。

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