初雪の恋

 「そう、こうみえても、未来の先生。」


 なぜか得意な顔をする。海斗さんに私は半信半疑になる。そんな私に、海斗さんは苦笑いをしている。


 「丁度俺、来年教育実習で、中学校に行かないと行けないから、その練習にもなるからさ。俺は教える練習。紗姫は受験勉強。」


 「場所は市立図書館の実習室な。」

 勝手に話を進める海斗さん。


 私は少し考えるけど、現役のK大生、しかも未来の先生志望。場所も人がいっぱで安心な、図書館。
 考えるまでもない、高条件にわたしは

 「よろしくお願いします。」
と返事をした。


 お互いの携帯アドレスを交換して、早速明日から、始めることにした。


 
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