初雪の恋

 心くんの姿を見て私は慌てて心くんに謝った。


 「心くんごめんね。夜遅いのに。」


 私の泣き腫らした顔を見ても、理由を聞かずに、私達が乗ったのを確認して、静かに車を出した。

 心結の家は、今心くんと、2人だけだった。両親は海外にいる。


 お風呂を借りて、心結と2人で、一つのベッドで眠った。心結の温もりに涙が出た。


 そんな、私の背中をずーと撫で続けてくれた。


 次の日私は勇気を出して、海斗さんの家に向かった。もしかしたら、まだ、日本に帰って来てないのかもしれないと、少しの期待を胸に、海斗さんの家に向かった。

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