お手伝いさんは若の恋人
朝、トントンとノックの音?あれ?寝坊しちゃった?と目覚ましを見るけどまだ4時??
誰だろうとドアを開けるとそこには……圭吾さんが立っていた。

おはようございます。と挨拶すると圭吾さんが部屋に入っていいかというのでパジャマなんでと断りたかったがそんな雰囲気ではないので「どうぞ」と中へ招き入れるといきなり後ろから抱きつかれた。
私はいきなりの事でどうしていいのかパニックに陥っているのに
圭吾さんの香水の匂い…これ連の花のような匂い…いい匂いだな
と思ってると
「萌」と耳元でしかも優しい声!!
私はドキドキしながら「はい」だけしか言葉が出てこなかったが
圭吾さんが、今日と明日実家に帰るんだろう?と聞かれたので
丸山さんに休んでもいいよと言われたので、父母にも会いたいですしと話すと・・・・
「そうだよな・・・・親に会いたいよな・・・」
でもわがままだけどお前がこの家から1日もいないなんて考えられないと今度は私を自分のほうにむかせてまたギュッと抱きしめられる・・・・く。苦しいとじたばたしてると

いきなり「はいそこまで…と丸山さんが・・・」
豪お前なんで邪魔すんだよ…と圭吾さんが言うと若・・いい加減にしてください。しかも朝四時ですよ。
女の子の部屋に入った上に自分が入った後にドアの鍵かけたでしょ?萌さんに何するつもりだったんですか?

私が合いかぎ持ってるからよかったものの・・・と怒られてる・・・

「今日から萌がいないから抱きしめて充電して・・・・」
萌さんはここのお手伝いさんです。
若、自分の立場を考えてくださいと怒られててしゅんと頭をもたげ「じゃな萌」と言って部屋を出て行った。

萌さんごめんなさいねと丸山さんが言うと色々びっくりしてしまってこちらこそせっかく鍵付きのお部屋にしてもらったのに
丸山さんにばかりご迷惑おかけしてというと・・・・・・
あなたは本当に・・・・と少し赤い顔をしていた。
今度から若でも入れてはだめですよ。と言われたのでうなずくと
丸山さんはもう少しおやすみなさいと言って部屋を出た。
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