強がり女の唯一の男
彼女の笑顔が無い…「何かあった?」と訊きながらも、俺に飽きて弁当作りを止めたいと言われるのだと思った。
だけど、彼女から出た台詞は。
「赤ちゃんが…できました」
だった。
すぐにあの時だと思った。
あの一度しか関係を持っていないが、俺は避妊しなかった。 それは覚えている。
「結婚…しよう」
何の迷いも無かった。
その時、彼女は驚く表情をした後すぐにすごく嬉しそうに笑った。
その笑顔を守りたいと思った。
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