強がり女の唯一の男
私の家までのそんなに遠くない道のりで、
「結婚を前提に付き合うってことでいいよな?」
と公平に確認された。
その言葉に正直ホッとした。
「結婚云々はまだ先の話だけど、公平と付き合いたい」
「っだよ! 絶対俺達結婚するだろ!?」
「多分するけど・・・きちんとお付き合いを続けて、その先に結婚てあると思う」
「やっぱ、小雪は真面目だな~」
「公平は真面目じゃなかったみたいだけどね!」
「・・・その事は否定できないけどな」
「ふふふっ」
「けど、明日からも バカ男と仕事場で会うんだろ?」
「うん」
「大丈夫なのか?」
「・・・何が?」
「なんか、やっぱりバカ男の方が・・・って気持ち揺れるとか・・・」
「無い無い! そんな事思うくらいなら別れたりしないから!」
「俺が強引に別れた方がいいって言ったからな・・・ゆっくり考えたらやっぱりバカ男の方がいいなんて」
「しつこいっ!!! 無いってば! 」
「けど、あっちはエリートだしな」
「え?」
「俺の会社からみたら小雪の会社はエリート集団の集まりだろ?」
「・・・一般的にはそう言うのかな?」
「小雪の両親だって・・・俺よりバカ男と結婚して欲しかったって思ってるんだろうな・・・はぁ」
急に公平が自信なさげになって、私は笑ってしまう。
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