俺様社長と強引で甘々な結婚
「これ・・・」

「だから最後まで読めよ。お前は何でも早とちりすぎなんだよ。ったくこれを読めば一発なのに変に勘違いしやがって」

「・・・誰のことなんですか?」

「マジかよ。お前、そこまで公開告白してんのに、まだ自分のことだってわかんねえのか?鈍感すぎだろ」


頭いてえ、と私の横で頭を抱える春馬さん。
自分のこと?これが私のことだなんて一言も書いてない。
どの文章を読み取れば、私のことなのか一つもわからない。


「『私みたいに、店員さんとうまく話せなくても楽しくショッピングができたらいいのにな』」


「な、なんでそれを知ってるんですか?」


「ん?それがその答えだよ。俺がこのショップを作ろうと決めたきっかけ。『彼女の夢を叶えてあげたかった』」


「もしかして、お姉ちゃんと春馬さんって・・・」


「黙ってて悪かったな。あと一度、嘘ついて悪かった。お前がその記事を読んでねえし、可愛すぎてつい。それと当たりだ。俺とお前の姉は大学時代の友人なんだ」



春馬さんの言葉で雑誌に書かれていることすべてがやっとつながった。
まさか、このショップは私のために作ってくれたものだったなんて。

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