EGOIST
「賭け?」
「はい。少し欲しい情報がありまして。私が勝てば私の欲しい情報をください。貴方が勝てば、貴方が提示した金額をお渡ししましょう」

そう言い、エレンは笑みを浮かべた。

「お前さんみたいな子供にそんな金があるのかい?」
「これでも祖父が大手企業の社長でして。お金には困っていません」

エレンの言葉に、男は口笛を吹いた。

「そりゃぁそりゃぁ。しかし、お前さんの欲しいっていう情報を俺が持ってるとは限らねぇぞ?」
「大丈夫です。貴方は私の欲しい物を持っている。詳細は、後ほどお話ししますので。うけていただけますか?」

エレンの問いに、男は笑った。

「いいだろう。受けてやろうじゃねぇか」

男のその言葉が、ゲームの開始を伝えた。




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