EGOIST
「なんだ、今のカード」
「このあたりを管理してる方からいただいたものです。これを持っていると、このあたりの店には自由に入れます」
「毎度のことながら、お前の人脈凄いわ」
彼女の特殊な人脈には毎度のことながら驚かされる。
しかもこの人脈はあくまで彼女個人の物である。
建物内は昼間に関わらず客が多い。
エレンは手持ちの金をいくらかコインに変え、ホールを見渡す。
目当ての人間はすぐに見つかったようで、そちらに一直線に歩いていく。
エレンの向かう先にはポーカーをやっているテーブル。
丁度、1人の客が悔しそうに席を離れた。
残った客は3人の男。
その客の顔を見るに、誰が勝者であったかは一目瞭然だった。
「横、構いませんか?」
そうエレンが話しかけると、3人と若い女のディーラーはエレンのほうを見て驚いて目を見開く。
それもそうだろう。
無法地帯の地下街といえど、子供がこんなところに出入りすることはまずない。
が、断る理由もなかったのか、男はエレンに座るよう勧めた。
「兄ちゃんもどうだい?」
「いんや、俺はいいですわ」
客の1人がダンテも誘ったが、ダンテは顔の前で手を振ってそれを断った。
「ちょっとした賭けをしませんか?」
エレンが右隣に座っていた茶髪の中年の男に静かに言った。
「このあたりを管理してる方からいただいたものです。これを持っていると、このあたりの店には自由に入れます」
「毎度のことながら、お前の人脈凄いわ」
彼女の特殊な人脈には毎度のことながら驚かされる。
しかもこの人脈はあくまで彼女個人の物である。
建物内は昼間に関わらず客が多い。
エレンは手持ちの金をいくらかコインに変え、ホールを見渡す。
目当ての人間はすぐに見つかったようで、そちらに一直線に歩いていく。
エレンの向かう先にはポーカーをやっているテーブル。
丁度、1人の客が悔しそうに席を離れた。
残った客は3人の男。
その客の顔を見るに、誰が勝者であったかは一目瞭然だった。
「横、構いませんか?」
そうエレンが話しかけると、3人と若い女のディーラーはエレンのほうを見て驚いて目を見開く。
それもそうだろう。
無法地帯の地下街といえど、子供がこんなところに出入りすることはまずない。
が、断る理由もなかったのか、男はエレンに座るよう勧めた。
「兄ちゃんもどうだい?」
「いんや、俺はいいですわ」
客の1人がダンテも誘ったが、ダンテは顔の前で手を振ってそれを断った。
「ちょっとした賭けをしませんか?」
エレンが右隣に座っていた茶髪の中年の男に静かに言った。