EGOIST
「行かねぇんですか?」
先にエレベータに乗り込んだダンテが4人に尋ねる。
その声に4人はエレベータに乗り込んだ。
5人を乗せたエレベータは下へと向かう。
「イアン、ハッキング出来たか?」
ダンテがイアンに話しかける。
『いやぁ、試してはいるんだが無理だなこりゃ。どーもそれなりの腕のハッカーがいるっぽい。時間かけりゃできなくもないが、今回は当てにはならんと思ってくれ』
悪いな、とまったく悪いと思っていない声音が返ってきた。
「となると、あっちの様子は予想不可能か。エレベータ降りてしょっぱなに大本命が来るようなことはないだろうが、扉を開いたと同時に化け物のでかい口にお出迎えされる可能性は否定できねぇな」
なんて、さらりとダンテは言った。
「それにしても貴様はあの男のもとにいたんだ。予想くらいは立てられるだろう」
エルドレッドが静かに尋ねた。
「そう言われましてもねぇ。俺がいたころと全く同じモノを作ってるのか怪しいもんだし」
そう言い、ダンテは肩を竦めた。
「そうですねぇ、ライオン大くらいのでかい犬みたいなのとか、いくつかの動物の体を切ってつなげたみたいな………フィクションの世界で言うところのキメラみたいなのがいたりはしましたね。人間の形したのはいなかったと思いますが、まぁ、今回もそうかという保証はないですね」
先にエレベータに乗り込んだダンテが4人に尋ねる。
その声に4人はエレベータに乗り込んだ。
5人を乗せたエレベータは下へと向かう。
「イアン、ハッキング出来たか?」
ダンテがイアンに話しかける。
『いやぁ、試してはいるんだが無理だなこりゃ。どーもそれなりの腕のハッカーがいるっぽい。時間かけりゃできなくもないが、今回は当てにはならんと思ってくれ』
悪いな、とまったく悪いと思っていない声音が返ってきた。
「となると、あっちの様子は予想不可能か。エレベータ降りてしょっぱなに大本命が来るようなことはないだろうが、扉を開いたと同時に化け物のでかい口にお出迎えされる可能性は否定できねぇな」
なんて、さらりとダンテは言った。
「それにしても貴様はあの男のもとにいたんだ。予想くらいは立てられるだろう」
エルドレッドが静かに尋ねた。
「そう言われましてもねぇ。俺がいたころと全く同じモノを作ってるのか怪しいもんだし」
そう言い、ダンテは肩を竦めた。
「そうですねぇ、ライオン大くらいのでかい犬みたいなのとか、いくつかの動物の体を切ってつなげたみたいな………フィクションの世界で言うところのキメラみたいなのがいたりはしましたね。人間の形したのはいなかったと思いますが、まぁ、今回もそうかという保証はないですね」