EGOIST
フィランダーは巻き込まれずに済んだが、何が起こったのかすぐに理解が出来なかったようだ。
少し間をあけ、機会を傷つけるだなんだと喚き散らしている。
その間にエレンは前のめりになりながら固く閉じられた扉のほうに走る。
そして非常用ボタンを叩くようにして押した。
すると、ロックがかけられていた扉が開き、エレンは部屋の外へと出て振り返る。
体勢を立て直した大口を開けた獣が迫っている。
だが、エレンは特に慌てる様子もなくそれを見ていた。
それどころか、口角が静かに上がった。
その時だった。
獣の体から血液が飛び散った。
獣達は痛みからか叫ぶように鳴く。
そしてその巨体はズン、と床に重なり合うように落ち、ピクリとも動かなくなった。
驚きはフィランダーの物だ。
エレンはそれをさも当たり前のように見ている。
その頬に血液が付くが、エレンは全く気にした様子はない。
獣の体にはまるで何か細い物で切り裂かれたかのような傷がいくつもついている。
そんな獣の体から、赤い糸のような物が伸びていた。
それはヒュン、と生き物のように動き、廊下の方へと向かう。
その先にあるのは、それまでモニタの向こうにいたはずのダンテの姿だった。
少し間をあけ、機会を傷つけるだなんだと喚き散らしている。
その間にエレンは前のめりになりながら固く閉じられた扉のほうに走る。
そして非常用ボタンを叩くようにして押した。
すると、ロックがかけられていた扉が開き、エレンは部屋の外へと出て振り返る。
体勢を立て直した大口を開けた獣が迫っている。
だが、エレンは特に慌てる様子もなくそれを見ていた。
それどころか、口角が静かに上がった。
その時だった。
獣の体から血液が飛び散った。
獣達は痛みからか叫ぶように鳴く。
そしてその巨体はズン、と床に重なり合うように落ち、ピクリとも動かなくなった。
驚きはフィランダーの物だ。
エレンはそれをさも当たり前のように見ている。
その頬に血液が付くが、エレンは全く気にした様子はない。
獣の体にはまるで何か細い物で切り裂かれたかのような傷がいくつもついている。
そんな獣の体から、赤い糸のような物が伸びていた。
それはヒュン、と生き物のように動き、廊下の方へと向かう。
その先にあるのは、それまでモニタの向こうにいたはずのダンテの姿だった。