危険なアイツと同居生活【番外編】








結局、蒼は建築学科の建物のベンチで一晩眠った。

だらしなく横になり、時折気持ち悪いと唸りながら。

そんな蒼の隣で、あたしたちも一夜を明かした。





「こいつやっぱり馬鹿だな。

蒼のせいで、俺たちもオールだ」




ハルはそう言って、まだちびちびとお酒を飲んでいる。


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