「 好 き だ よ 」
「どーした、ミタちゃん」
「ちょっと熱中症ぽい症状の子が複数いてさ、担架持って行きたくて、手伝って欲しい」
「え、マジすか。了解す」
さすが体育委員。すぐに状況を理解した田端は、「ウタはin保健室だ。あとは頼んだ」と謎すぎる捨て台詞を残し、三田先生とともに体育館奥にある倉庫へと走り出して行った。
気がつくと、他の先生たちもスポーツドリンクやアイシングバッグを抱えて、慌てたようすで救護場所へと向かってる。
「おーいそこの2年。 そろそろ閉会式始まるからはよ並べ〜」
ふと聞こえた声に振り向くと、知らない学年の先生とばちっと目が合った。
「え、あっ、えっと……」
「? 場所わからんのか」
「あ、いや、その……」
《間もなく閉会式が始まります。生徒の皆様は───》
「あ、ちょっと私、保健室に……!」