ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「蓮…私のこと、あの子たちに何か言った?」





「ん~…特になにも言ってないよ」





よかった…それならいいけど。





蓮の言葉ってよく誤解を生むことがあるからね。





「よし、それじゃ帰ろっか」


「うん、帰ろ~」





蓮は机からカバンを持ってくると、私たちは二人で学校を出た。





朝と同じ道を通りながら、話題はクラスのことに。





「そういえばね、私早速友達できたんだよね」





「そうなんだ。女の子?」





「うん、隣の席の子なんだけど、可愛いし優しそうな子なんだよね」
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