ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「つっかれたぁ」





私は部屋に入った途端、そんな言葉と共にベットへと倒れ込んだ。





やっぱ入学式は緊張したな~





仰向けになり、見慣れた天井をぼーっと見た。





和葉ちゃんとも友達になれたし、担任の先生もいい人そうだったし、高校生活楽しみだなぁ。





そういえば、蓮とはクラス離れちゃったんだよね。


なんか実感沸かないなぁ…


…今までずっと一緒だったし。





それに、まさかあんなモテモテな現場を見ることになるなんて思わなかったなぁ。





私の知らない間に彼女とか作ってそう。





…ふふっ、でも蓮が誰かを好きになるっていうのが想像つかないなぁ。





そんなことを考え、一人で笑みを零していた。





そういえば、今まで一回も好きな人の話とか聞いたことないかも。
< 19 / 241 >

この作品をシェア

pagetop