ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「そういえば今日、蓮のお母さんたち仕事で遅くなるって言ってたよ」


「そうなんだ」


「だからうちで一緒にご飯食べよっか。うちも今日は遅いって言ってたし」





どちらからの親の帰りが遅い時は、こうやって一緒にご飯を食べることが当たり前になっていた。





一人で食べるより、みんなで食べたほうが美味しいもんね。





それに、蓮は料理できないから、こういう時はいつも私がご飯を作っていた。





「やった!久しぶりのなっちゃんの手料理だ」





喜ぶ蓮の姿を見て、私まで嬉しくなっていた。





「じゃあ、着替えてからうち来てね。ちゃんと制服はハンガーにかけるんだよ?」





「はーいっ」





めんどくさがり屋の蓮のことだから、制服なんて脱ぎ捨てになっちゃうだろうし。





そして家へと着き、それぞれの家へと入っていった。
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