ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「ん?」





目をキラキラとさせ、何かを私に求めているようだった。





「えっと…?」





なんだろう…なにかあったっけ。





そんな様子の私をみて、蓮は頬をぷくっと膨らませた。





「忘れちゃったの?ご褒美くれるって言ったじゃん!」





「あ」





そうだった!完全に忘れてたっ!





やばいっ…どうしよう…


結局なんにも考えてなかったよ…





チラッと横目で蓮をみると、ワクワクした様子をみせていた。





うーん、どうしよう…


ここで正直に話すときっと拗ねるよね。





それは面倒だから避けたいし…





色々考えた結果、私はようやく口を開いた。
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