ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「なんでって…もう高校生なんだし、しっかりしないと」





「はいはい」





クラスも離れたし、私がいつまでも蓮の面倒見れるってわけじゃないし。





そういう私も蓮のことが心配で心配で、子離れできない親みたいになってるけど…





それからあっという間にご飯を食べ終え、蓮と一緒に洗い物を終わらせ、私の部屋でのんびりとした時間を過ごしていた。





「そういえばDVD持ってきたんだけど、一緒にみようよ」


「DVD?みたいみたい!なに持ってきたの?」





そう言って蓮に渡されたのは、最新作のホラー映画だった。





「蓮…これって…」





「うん、ホラー映画だよ」





蓮はいつになく目をキラキラと輝かせていた。
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