ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「それならよかった」





蓮がこんなにも嬉しそうに、私のご飯を食べてくれるから、それだけでも作り甲斐がある。





昔から蓮が美味しそうにご飯を食べてる姿が好きなんだよね。





私も頬を綻ばせながら、ご飯を食べた。





「あ、蓮。口元にご飯ついてるよ?」


「え、どこどこ」


「ここ」





そう言って私が蓮の口元についていたご飯を取ってあげた。





「ありがとうなっちゃん」


「まったく…子供じゃないんだから」





私はやれやれとため息を吐いた。





「蓮、いつまでも私に甘えちゃだめだからね?」





「えー…なんで?」





そう言って蓮は不服そうに、頬を膨らませた。
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