僕等のネイロ
「俺が送るの!?」


「女の子を男が送る!!これ男の義務ですから♪」
そんなの聞いたことないけどね。


「まぁいっか!!じゃーもう帰る??お母さん心配してんね!?」


「あー…そうかもね…お母さんうるさいけど気にしないで。大阪出身の人だからバリバリ大阪のおばちゃんだから…ね」


「へぇーお前は??どこ出身??」


「さぁ??知らない」


「何だそれ」
あ、笑った。
笑顔を見るたびにキュンってするの。
これが恋なんだね
なんだか楽しいね
葵くんの隣に居れる時間…私にとっては宝物になっていく。
他の女の子は葵くんの素顔知らないからほとんど怖がって近寄ってこない。
私だけの葵くんみたい。
なーんて。まだ彼女じゃないのにね。
調子のったこと考えちゃった。
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