僕等のネイロ
「家、どこ??」


「ん??ついてきてよ」


「それ送るっていうの??」


「ちゃんと道覚えてよねー。次から送ってもらうね♪」


「ハイハイ」


会話が途切れた。

何か…喋ること…ないかな。


てか、好きって言いたいな。
今日好きになって告るっておかしいかな…。
でも…こんなキモチ初めてで…。もう2度とないかもしれないと思ったら…。


言いたい。


こういうことって女の子から言うものなのかな??


経験がないからホント損だなぁ。


「実を言うとね」
葵くんが喋りだした。
なぜか緊張し始めた。手に汗かいてるしー!!


「俺等な??最初からお前をバンドに入れたいって言ってたんだ」


「そうなの!?」


「おう。声質からしてな??俺等好みだった」

何か…うれしーな。
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