隣人が世話焼きな件について
最終面接は13時からで前回の一次面接よりも少し早く家を出て同じコーヒーショップで早目のランチをする
GWが明けてもう初夏の陽気なのでアイスカフェラテに前回と同じBLTサンドを頼み、前回と同じ席に座る
早目のランチということもあって店内に人はまばらだ
「あれ?君も最終面接?」
BLTサンドの包み紙を開けているところで声をかけられ顔を上げると、一次面接で入れ替わりで私の肩をポンとしていった彼がアイスコーヒーとサンドイッチの包みが乗ったトレーを持って立っていた
「ここいい?」と席はたくさん空いているのに私の座っているテーブルに自らのトレーを乗せて、正面に座る
まだいいとは言っていないのに…とは言えずワンコ系の可愛らしい彼の顔をじっと見ているとそれに気付いた彼は一次面接と同じくニカっと笑った
「俺は小木曽瞬(おぎそしゅん)。よろしくね。君は?」
そう言ってサンドイッチの包みを開ける
男の子なだけあってお肉がたっぷりのサンドイッチだ
「田辺佳香。小木曽くんも最終面接なの?」
今日ここにいるということはそういうことだとは思ったけど一応確認する
「そうだよ。13時から」
大きな口を開けてお肉たっぷりのサンドイッチにかぶりつく
「え?一緒だ。最終面接は1人じゃないんだね」
「田辺さんも13時なんだ?一緒に内定貰おうな」
そう言っていつものニカっとした笑顔を見せる
なんだか小木曽くんがいると心強いな
採用試験中はライバルだけど、内定貰えて入社したら同期になるんだなーなんてちょっと気の早いことも考えた