ヘタレなオレの君への想い。

放課後、写真部の部室。

勿論…チサとナオも居る。

チサはオレと目が合うと、あからさまに目を逸らし、静かにナオの隣に座った。



「先輩、声掛けありがとうございました。皆集まってくれてありがと。」


全員が座ったのを確認して話し始めた。


「いきなり何だよとか思うかもだけど…。最近のオレ、色々と嫌な感じだったかもしれない。オレ、ヤキモチ妬いてた。チサを…幼なじみをナオに持っていかれて…。だから、ごめんっ。」


皆に頭を下げて謝った。

それぞれが色んな思いを感じてるんだろう。顔を上げて皆を見るとそれぞれの表情が固い…。
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