ヘタレなオレの君への想い。
セトに慰めて貰って、ほんわかしているところで保健室のドアが開いた。
「失礼します。…シュン大丈夫?」
アズミを先頭にぞろぞろと皆が入って来た。
チサとナオは居ない。
オレが押さえていたタオルを外して頬の状態を確認するアズミ。
「ごめんね。手加減しなかったからなぁ…。」
「良いよ。気にしないで。」
また、タオルを頬に当て直す。
「アズミは中学の時にバレー部でエースだったからね~。綺麗に手首入ってたからしばらくは跡消えないよ。」
マヒロ先輩の言葉に照れてるアズミ。
…いや、照れるとこじゃないから。
「へぇ、アズちゃんもバレー部だったんだね?」
セトは関心している。
「そうだよ。めっちゃ凄かったんだから。」
そして、何でかマヒロ先輩が自慢気にしている。