後輩なんて本気になりません!
「あれ?珍しい光景!
うん?一緒にいると言うことは?
復活愛???えっ?あたし
聞いてないんだけど?
わっ!美咲の願い叶っちゃった?
もう一度付き合いたかったんだよね」
あたしが見えないのか
あたしの存在を無視して
話し続ける佳子さん。
さっき 龍馬が
うるさいと言ってただけある。
「あ・・・ごめん」
やっとあたしに気づいたのか?
そんなことはないと思うけど。
「彼女?」
また先輩だと強く言われるのは
ごめんだ。
「あっ 矢口くん
あたし帰るねぇ」
あたしは帰る選択に出た
しかも矢口くん!って(笑)
「えっ?先輩!
頼んだものは?」
「あっ!みなさんでどーぞ
色々話もありそうだから
あたしがいない方がいいかと思ってね」
「ちょっとぉ!先輩」
口ではそう言うけれど
追ってもこない龍馬。
やっぱりそうだよね
目の前の美咲さんと
復活愛もまんざらではなさそうだし。
だから
年下なんかに本気になるから
本気・・・あはは
龍馬のこと好きだと認めてんじゃん。
「先輩!」
うん?空耳か?
龍馬の声が聞こえる。
「こら!先輩!」
うん?振り返ると龍馬が走ってきていた。
「あれ?何してんの?」
「何してるって先輩を
追いかけて来たんですけど?」
「もー!人がせっかく
気を使ってあげたのに
出てきたらダメじゃん」
「え!気を使ってくれたんですか?
あっ・・・どーも」
「だ・か・ら!戻りなさい」
「ありがた迷惑なんですけどぉ
そう言う感じのお節介は
あまり良くないっすよ」
ありがた迷惑
お節介。。。