MAYBE TOMORROW
わたしはみんなに「このへんに座ってようか?」
とセッティングされたステージからはいちばん遠い
うしろのほうに身を移した。

「居た?」

もうひとりの沙織がわたしに訊く。彼女はバレー部。

「いないみたい」

わたしはずっとお兄ちゃんのことを探してるんだけど、
その姿は見えず仕舞い。来てないのだろうか?

でも、そんなことがあるわけない。

オニイチャンがひとりで演奏するはずはナイ、のだから。

「信じて待つしかない」のか・・・
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