MAYBE TOMORROW
「吸ってた?オレ?へっ~~そうなんだ~その角度からはそう見えるんだ~」

そのトドメのひとことでわたしたちは床の上を転げまわることとなった。
(どこまでも往生際の悪いひとなんだ~~~)

「ありがとね」

お兄ちゃんはわたしが部屋を出ていくときにそういってくれた。

「うん」
ほんとはまた来てね、って言いたかった。でも、言えなかった。恥ずかしくって。

わたしはドアを開けてもういちど、お兄ちゃんをふり返った。

「さっきの歌・・・・なんていうの?」
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