MAYBE TOMORROW
その瞬間、わたしはそれまでの人生でいちばん吹き出してしまった。

(煙がついてたね~?って。自然発火?たしかにありえないことでもないけど。でもさっき、たしかにスッテタたのミマシタカラ!)

わたしはおかしくておかしくておなかを抱えて口を手で無理やり押さえつけて必死に笑いをこらえたかったのだけれど、いかんせん両手でお盆を持ちその上には紅茶が載っているのだ。

いかんともしがたく倒れそうになる。でも笑いはあとからあとからわたしに襲いかかってきてどうにもならなかったのです。

そのうちお兄ちゃんもついに観念したのか、自分も一緒になって笑い転げだした。
< 37 / 412 >

この作品をシェア

pagetop