MAYBE TOMORROW
そんなどうでもいいような日常が過ぎていきやがて夏休みも終わってしまった。

あの日以来、わたしはお兄ちゃんにはいちども逢えず仕舞い。
もしかしたらいちどや二度は来たのかもしれなかったけど、
少なくてもわたしは逢えていない。

そんな悶々とした九月のある日。
ついにわたしにも幸運の女神が訪れたのだった。

部活が終わって家に帰ると何やら見知らぬ靴、が置いてある。
明らかにオニイチャンのものではない。

なぜならかかとが「踏んずけられていない」からだ。
一目でわかる、アホ兄貴の靴なら。

それは茶のローファーだった。オニイチャンのとは正反対で
ピカピカに綺麗に磨いてある。
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