MAYBE TOMORROW
言ってみれば「恋愛性の突発的満腹病」だろう。
自己診断だけど。

わたしはオニイチャンに生まれて初めて「おごってやる」
といわれたクリームソーダも「大丈夫です」と丁重にご辞退申し上げて、
ただお兄ちゃんの横に座っていた。

そうしていたかったのだ。
今は食べてる場合ではない。

粗相をしてケチャップを口のまわりにつけたりクリームをソーダの上で
ひっくり返したりする危険は初めからハイジョすべきなのだ。

お兄ちゃんの前で、もとい、ヨコで、だけど。

そしてただただお兄ちゃんのそばにいる、それがなによりの幸福だったのだ。
しかし、食べ盛りの高校生も永久に食べ続けるわけではない。

当然、いつかはオワル。

食べ終えるとふたりはこれから場所を変えてまだ練習をするという。
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