MAYBE TOMORROW
わたしはお兄ちゃんから視線をそらす。
いままでずっと遠くを見て話してたお兄ちゃんがわたしを見たからだ。

で、視線が交わった。
わたしはびっくりしてお兄ちゃんから視線をはずした。

「わたし、あの歌が好き」

自分でもびっくりした。なんでそんなこと、いったのか。
もちろん、大好きは大好き。でも意識して発した言葉じゃなかった。

「そう?」

「うん」

「じゃあ、レコードあげようか?」
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